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下の画像をみてください。
透明化GIF画像とJPG画像を表示しています。
セルの背景が白の場合、両者は下記のように同じように見えます。
透明化GIF画像
JPG画像
今度のセルの背景をピンク色にしました。
これで両者の違いがわかります。
下の透明化GIFは、お皿の外側を透明化にして保存したものです。
透明化GIFは、画像に透明部分を設定することができるのです。

JPG画像は、透明化を設定することができませんので、お皿の外側は白く表示されています。

透明化GIF画像
JPG画像
GIFとJPGは画像のデータ形式です。

WINDOWS標準の画像のデータ形式にBMP(ビットマップ)形式がありますが、それらとの違いはファイルサイズが小さくなっているということです。つまり画像のデータサイズが圧縮されているわけです。

BMP形式はデータサイズは圧縮されませんので、ファイルサイズが大きくなります。

メールなどで画像を添付する際、画像のデータサイズが大きいと時間がかかるため、サイズを圧縮して送るために、これらの画像形式が考えられました。
現在はネット環境は光ファイバーが網羅されており、データサイズが大きくてもよいのですが、昔、WINDOWS95が発売されるもっと前、「パソコン通信」を電話回線で行っている時代がありました(1990年頃)。
その頃の通信環境は、モデムとかカプラーとかいう機械で通信していましたが、パソコン通信をする料金体系が、従量制(今は固定料金制、いくら使用しても使用料金は同じ)で、使用すれば使用するほど料金が高くなるというものです。
そのため、通信時間を短くするため、データサイズを小さくする必要が出てきたわけです。

データサイズが小さければ、それだけ通信時間が短くなり、その分使用料金が安くなるからです。

いろいろな画像の圧縮形式が考えられました。

GIF画像は、画像を表現する色の数を減らすことにより、データサイズを圧縮します。
ですから、写真のように色がたくさんある画像の圧縮は苦手です。ホームページのボタン類は色の数が少ないのでよく利用されているのです。

JPG画像は、写真のような色がたくさんある画像を圧縮するのに向いています。圧縮する方法は、人間の目ではわからないように色と色の近似値を取って、画像をぼかしていくような感じで圧縮していきます。JPG画像で圧縮しすぎたものは全体にぼけた感じの画像になります。

画像のデータ形式には、PNG形式もあります。この形式は基本的にはGIFと同じような仕組みで圧縮していきます。
昔、GIF形式を考えた会社が、今後GIF形式の画像を使用する場合はお金をちょーだいといったため、その考え方に反対の人たちが考えた形式がPNG形式と記憶しています。

このページの表題である「透明化GIF画像とJPG画像の違い」という題名も、画像で作成しました。

「透明化GIF画像と」====>>>透明化GIF画像
「JPG画像の違い」======>>>JPG画像

を使用しました。

セルの背景の色を黄色にしましたから、透明化GIF画像とJPG画像の違いがわかります。
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