パソコンを始める人が一番最初にぶつかる壁は、キーボードです。
キーボードを目で見ないでキーを打つ「ブラインドタッチ」ができれば、パソコンの操作も格段に速くなり、アプリケーションを理解するのも速くなります。
では、どうやってキーボードを速く打てるようになるのかというと、「慣れること」が最善の方法の用です。

パソコンを「憶えること」とはキーボードに「慣れる」こと

  ●キーボードはパソコンの要(かなめ)
今や国民の必須アイテムとなっているパソコン。
仕事のみならず、家庭内でもキーボードを見る事は多くなりました。
パソコンを使う上で一番重要なのは、キーボードの操作に慣れる事。
マウスも確かに必要ですが、主な操作を行うのはキーボードを置いて他ならないのです。
操作に慣れるまで時間が掛かりますが、それ以上に、出来るようになった時のメリットは、計り知れないほど大きいのです。
●キーボードは習うのではなく「慣れる」 
ご年配の方には恐怖症と言えるほど、パソコンに苦手意識を持った方もいるようです。 しかし、そんなに難しく考えずに焦らずに少しずつ練習しましょう。
キーボードを憶えるコツは何度も何度も同じ操作を繰り返すこと。自転車と同じで、身体で覚えるのです。身体で覚えてしまえば、一気に楽しくなります。

さっそくキーボード操作の基本を憶えましょう

●まずは入力方法を変えてみましょう
いざ打つ場合、そのまま打ってもローマ字(アルファベット)が表示されて日本語にはなりません。
まずは日本語に入力出来るようにしなくてはなりません。
その場合は『半角・全角キー』か『カタカナ・ひらがな・ローマ字』を押しましょう。押したら、早速打ってみます。
ちゃんとひらがなが表示されていたら成功です。

●ローマ字入力
長所 キーの場所を覚えるのは27文字
    windowsの標準入力はローマ字入力に設定されている。
短所 キータッチが多い
    あ-------aと入力(一文字)
    きゃ-----kyaと入力(三文字)
●かな入力
長所 キータッチが少ない
短所 キーの場所を覚えるのは55文字
    windowsの標準の入力はローマ字入力
    ほとんどの人がローマ字入力をしている。

キーボード操作の基本を
  キーボードには、どこをどの指で打つなどポジションが決まっており、それをホーム
ポジションと言います。 このポジションどおりに打つ事で効率よく打つ事が可能です。
これに慣れることがタッチタイピングへの近道ではないでしょうか。
ポジションは決まっているとは言え絶対ではなく、自己流でも構いませんが、後々困る場合があるのでポジションは出来るだけ守るべきです。
指のポジションは次のとおりになっています。
 各指のホームポジション
●左小指 --------------- A
● (〃)薬指------------- S
● (〃) 中指-------------D
● (〃) 人差し指 --------- F
●右人差し指 ----------- J
● (〃) 中指 ------------ K
● (〃) 薬指 ------------ L
● (〃)小指-------------- ;
キーボードのFキーとHキーを注意深く見ると、キートップに小さな突起があります。
その突起を目安にして、両手の人差し指を起き、順番に指をおいていくと、ホームポジションとなります。
ブラインドタッチをするとき、その突起を目安にしてFとHのキーがわかるので、目で見なくてもホームポジションに指をおくことができるのです。

各指の守備範囲
●左小指 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・Q、A、Z
● (〃)薬指・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・W、S、X
● (〃) 中指・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・E、D、C
● (〃) 人差し指 ・・・・・・・・・・R、F、V、T、G、B
●右人差し指 ・・・・・・・・・・・・・Y、H、N、U、J、M
● (〃) 中指 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・I、K
● (〃) 薬指 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・O、L
● (〃)小指・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P、;、/

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キーボードが上達するための基本は、基本を守ること

  ●ホームポジションを守ることが基本
ホームポジションを守り、自分が可能な最高スピードで打つ事が上達への近道です。
最初は特に小指が辛いかもしれませんが、いずれ慣れるので頑張りましょう。
楽しみながら練習するのも大事なので、ゲーム感覚で練習出来るタイピングソフトを使用するのも良いでしょう。(キャラクターもののタイピングソフトだと更に楽しいかもしれませんね) 市販品もいろいろ出ていますが、フリーソフトもありますので、まずはそちらで試してみてからの方が良いかもしれません。 メールやBBS、ブログなども楽しめるので上達にピッタリです、慣れてきたらチャットが早さを伸ばすには一番の練習になります。
●タッチタイピング(ブランドタッチ)について
キーボードを見ずに文字を打つ事を言います。パソコンを使える人の何割がこれをこなせるのでしょうか。ちゃんとホームポジションを守ってきた人は、タッチタイピングが出来る人が多い感じがします。逆に、自己流でやっている人は苦手な場合が多いようですが、 あくまで統計的にであって、ポジションを守っていてもブラインドタッチが出来ない人もいますし、自己流でも出来る人は出来ます。 「ピアノを弾けるような才能が無いと出来ない」などと有り得ない意見を聞いた事がありますが、当然そんなことはありません。ブラインドタッチをこなせなくても影響は無いと言えば無いですが、やはりキーボードを見なくて済む分通常に比べ効率は格段に向上します。これをこなして初めて「パソコンが使える」と断言する人もいるほどです。ただ、時間はかかるかもしれませんが、ちゃんと練習すれば誰にだって出来るようになります。さて、それではタッチタイピングが出来るようになるために、いったいどのように練習すればいいのでしょうか?

 タッチタイピングが出来るようになるために

  ●とにかくホームポジションを守る!
自己流が身についた人には、最初は結構キツイです。
しかし、辛くても基本をくずしては意味がありません。上記のホームポジション位置を参考に、クセを直す様に心掛けましょう。
●なにがあってもキーボードを見ない!
これがポイントですからね!見ながら打っていては覚えられません。 間違ってもそのままの勢いで練習しましょう。
●ソフトで練習するのも効果あり
普通のタイピングソフトのように、タッチタイピングの練習ソフトも存在します。 フリーソフトもダウンロードできますので、お金を節約したい方はそちらを試してみるとよいでしょう。
●キーボードはとにかく慣れること、とにかく繰り返すこと
個人差はありますが、練習すれば誰でも必ず上達します。
途中で止めずに反復練習する事が重要。
何ごとも基本が大事です。遅くてもかまいません、練習を欠かさなければ、いつか見違えるほど上手くなれます。また、最初はわからない事、うまくいかない事だらけですが、誰だってそうです。私の周りにゴロゴロいるキーボードの達人達だって、最初はみんな素人だったんです!(あたり前ですが)少しずつ覚えていけば良いのですから、自分のペースで頑張りましょう。大切なことは続けること。そうすれば必ず上達することができますよ!

 ワープロ検定試験について

 

参考までに、日本語ワープロ検定試験と日本語文書処理技能検定試験の試験基準です。

1級が10分間で、700か800文字以上
2級が10分間で、500文字以上
3級が10分間で、300か350文字以上

経験的には、10分間で300か350文字というのは、目で見ながらキーボードを打っても入力できる文字数です。
しかし10分間で、500文字以上の入力をするためには、ブラインドタッチが必要です。

ブラインドタッチができるようになるためには、次のような段階を踏むように思われます。

段階1 目で見ながら、キーボードを打つ 10分間で300文字まで入力できる。
段階2 ほとんどキーを見ないで、入力 10分間で600文字まで入力できる。
段階3 ブラインドタッチができ、さらに、そのパソコンの漢字変換の癖がある程度わかる。 10分間で800文字位入力できる。

10分間で841文字入力しているビデオ


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